医学が進んでいるといわれる中、ガンを初めとする「生活習慣病」による死者は相変わらず増え続けています。
ガンの原因は未だ100%は解明されておらず、従って決定的な治療薬はありません。
現代医学は確かにすばらしく、特に外科の分野では驚異的でさえあります。
しかし、ことガンに限っていえば、薬は、満足する結果が得られているとはいえません。
生活習慣病やガンの一因は代謝異常による過酸化脂質であるといわれています。
ラジカル酸化を防ぐものは多量のビタミンCやEであり、
既に生じた過酸化脂質を分解するのは微量ミネラルの働きです。
これらの事を考えるとガンを制するための基本は食事のバランスではないでしょうか?
蛋白、脂肪、糖質のバランスと、各種ビタミン、特にミネラルのバランスが大切です。
ミネラルのバランスが崩れたり、微量ミネラルが不足すると、
酵素の働きが悪くなって新陳代謝が円滑に出来ず、細胞の増殖が出来なくなります。
健康な細胞は常に酸素の供給を受けなければ活動できませんが、
がん細胞は酸素のないところで増殖してゆきます。
従って健康な細胞の働きを活発にしてがん細胞を抑える為には、
酸素の供給を充分にし新陳代謝を盛んにしなければなりません。
そのためには充分なミネラルで酵素を活性化することが大切です。
病気に対する抵抗力と自然治癒力が最も大切であり、
薬や食物はその力を助長するものでなければいけません。
ガンを発見して手術するとき既に他に転移している場合には、
手術による体力低下によって取りきれなかったガンが急に増殖すると言う例をよく聞きます。
そうでなくともがん患者はがん細胞から出る毒素によって体が衰弱しますから、
毒素を解毒する肝臓の働きを強化し、さらに体力を補ってあげなければなりません。
それにはまず良質な蛋白と総合ミネラルが大切です。
更に必要な栄養素を充分に消化吸収できる胃腸でなければなりません。
最近民間薬として使われている「アガリクス」「冬虫夏草」「メシマコブ」などが一部の人のガンに、
信じられない効果があったことも事実です。これら民間薬による治療は代替医療と呼ばれ
「人間の自然治癒力を高めることによって病気を治す」方法といわれています。たとえば、
あなたが指を切ってしまったとき、自然に治癒します。火傷をしたとき、皮膚の移植もできますが、
新しい皮膚を作り出すのはあなた自身の体です。このように、
人の体には健康になろうとする力があるわけです。
それを助け、治癒力を高めるのが代替医療というわけです。副作用はありません。
必ず治るわけではありません。でも、「余命数カ月」といわれた人たちが何年も、
長い人は十年以上も元気に生きている(中には完治する人さえいます)のは驚きです。
いずれにしてもやはりガンの予防は日常の生活にあります。規則正しい無理のない活動と、
好き嫌いのない腹八分の食事そしてストレスを溜め込まない心掛けが大切です。
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